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Jarmany2008 - Homestay


Homestay
10/31-11/2

Host Family: Mattias Nossmann/ まっちゃん
Student: Sho Yanagisawa/ 柳澤 聖

「禍」

まっちゃんは恥ずかしがり屋の32歳。「うひょうひょ」と笑う。笑顔が素敵だ。そんなまっちゃんの奥さんは、現在スイスに留学中だ。だから私はまっちゃんと二人きりのホームステイとなった。ドイツに行く前は、まっちゃんがゲイだったらどうしようと心配したものだが、そんな不安はまっちゃんの胸板により払拭された。まっちゃんちはドレスデン中心部から車でわずか10分にあるアパートの一室。整理されている部屋からは、まっちゃんの几帳面さが伺える。まっちゃんにお土産を渡す。例の如く「うひょうひょ」と笑顔で喜んでくれた。



さて、私は今回の旅で様々な災難に出くわした。

むろん、まっちゃんではない。

・ドイツ団との合宿セミナーでは夜中の凍える中、真水のシャワーを浴びなければならず、

・リッキーらと行ったレストランでは、全然おいしくない「血の塊ソーセージ」を食べなければならず

・ゲイバーの帰りに、ゲイの強烈な接吻を目の当たりにしなければならず、

・ドレスデンでは300ユーロ及び5000円、そしてクレジットカード2枚が入った財布を落とす、

などなど枚挙にいとまがない。

人生とは「禍福はあざなえる縄のごとし」とはよく言ったものだが、今の私はまさに「禍」の渦中にいるのかもしれない。大学院合格、ドイツ派遣という「福」の後には必ず「禍」はやってくるのである。

そう、次なる「禍」はホームステイでやってきたのだ。

ホームステイ2日目。ドイツサッカーの最高峰、ブンデスリーガをミルコ組と観戦する機会に恵まれた。会場周辺は物々しく、装甲車に乗ったいかついPOLIZEIが警備をしていた。今回の試合は、リーグ最下位でホームのコトブスと、リーグ4位でアウェイのシャルケの一戦。サポーターの割合では9対1で圧倒的にコトブスサポーターの方が多かった。私達の席はグラウンドからほんの3・4メートルしか離れておらずゴールにも近い絶好のロケーションではあったのだが、生憎、目と鼻の先の隣スタンドには熱狂的シャルケサポーターが一団を形成していた。試合が始まる前にショップで12の良さげなコトブスマフラーを購入。これが後々悲劇を巻き起こすことになるとは知る由もない哀れな柳澤であった。

さて、コトブスボールで試合が始まる。悲しい哉、写真を撮ることに夢中になり、キックオフの瞬間を見逃してしまった。試合は一進一退の展開だが、若干シャルケが攻めていた感がある。我々は、コトブスのメンバーの中にアジア人を見つけた。長身でアジア人には珍しいがっつりとした体格、その名も、「Zhou」である。「Zhou」を見つけるや否や、我々は彼がボールを持つたびに、「チョウ!チョウ!」と叫びまくった。あまりの騒ぎっぷりに前に座っていた夫婦も苦笑い。結局両チーム無得点のままハーフタイムへ。


さて、
選手たちにとっては、後半に備えて英気を養えるありがたい15分だが、私にとっては悪夢のハーフタイムとなった。


フーリガンが柳澤を襲撃。命に別状はなし。しかし柳澤、心に深く傷を負う。

これが今回の「禍」である。

これは毎度のことなのだが、ドイツの男子用小便器は、器が小さい。物理的に小さいという意味である。したがって、どうしても隣に見られたくない私は、ついつい隣の人を確認してしまう癖がある。今回も例の如く隣に目を遣る。すると、190cmくらいの若い男と目が合う。私は、なぜか、にやっとしてしまった。ところが、男はほほ笑むことすらせず、私を睨みつけ始めた。私は即座に目をそらし、小便に集中しようとするが、男はまだ私を睨みつけている。そして。なんと。ドついてきたのだ。え?おいおい。どゆこと?私は男をにらみ返す。すると男はまたドついてくるではないか。これはやばい。なんか危険だ。てかこいつシャルケのユニフォーム着てるぞ。んで、私はコトブスのマフラーを身につけている。コトブスファンだと勘違いされたド素人の私と、生粋のシャルケファン、てかもうフーリガン野郎は、トイレで運命の出会いをしたのである。そして男は私にパンチを食らわしてきたのだ。私は早くこの場から立ち去りたいと思ったが、再びパンチを食らわしてくる。ムカついた私は反撃する。すると、「×○♪※×~0?」と私を罵った。たぶん相当ひどい言葉なのだろう。通りすがりのおっちゃんがやめろよとなだめる。が、男はまだパンチングしてくる。しかも強烈なジャブが私を見舞う。こうして睨み合いとボクシングを続けていると、前方にミルコを発見。むろん、総合格闘家のミルコ・クロコップではない。助かった~。ミルコ達にかくまわれるが、男は後方でまた私のことを睨みつけている。そして「×○♪※×~0?」と言って、中指を立てられた。トホホ。。。ニューヨークで黒人に言いがかりをつけられ追われて以来の危険である。

 実はあの男、試合が始まる前に一人で騒いでおり、我々が「あいつめんどくさそう。」と言っていた奴だったのだ。さっさとスタンドに戻り再び試合を観戦し始める。男は我々の後方すぐそばのスタンドにおり、私にとっては緊張の45分となった


 


 試合自体は、我らがチョウが交代し、後半40分のフリ
ーキックからシャルケが一点目。立て続けにPKから二点目。試合終了。シャルケに勝ち星がついた。とりあえずシャルケが勝ってよかった。でなければ、あのフーリガンが私に八つ当たりをする可能性が無きにしも非ずだったからである。

こうして、私の次なる「禍」は、あまりにも劇的に、そして肉体的に降りかかってきたのである。しかし、フーリガンに襲撃されるという二度と繰り返したくない機会、というより滅多にない機会に恵まれた私は、結局は、幸福な男である。

ということで、「笑う角には禍来たる」ことを痛感した柳澤は今日も元気ですお母さん。ということでこのお話を締めくくらせていただこう。


17/11/2008 柳澤 聖 @Tokyo
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